製品について
Handling
製品のお取扱について
ハマイの製品をご使用の際、ご注意いただきたい事項をまとめました。これらの注意事項を守って、正しく安全にご使用ください。
LPガス容器用バルブ取扱についての注意事項
- バルブの開閉は手で静かにゆっくり行い、過大なトルクをかけないでください。弱く締めておくと、容器の移動中などに緩み、ガスが漏洩することがあります。従って、振動などによって緩まないよう適正な締め付けトルクで締め付けなければなりません。過大なトルクで閉めると、弁座シートを損傷し寿命の低下やガス漏れの原因になります。
- 輸送中や使用しない時はできるだけキャップをするなどして、バルブ内部へのごみの侵入やねじの損傷を防ぐことが望ましいです。
LPガス自動車用バルブ取扱いについての注意事項
- ハンドルを開けた時、全開より半回転程戻してご使用下さい。
- ハンドルの過大なトルクでの開閉は避けて下さい。破損または機能の低下となります。
- 安全弁は精密にセットされています。外力を与えますと、ガス漏れ等によって事故に繋がる危険性がありますので、みだりに触れないで下さい。
- 安全弁にはサビ・ゴミ等の予防のため保護キャップをつけています。装着されていないバルブには必ず装着してください。
ボールバルブ取付け時の注意事項
- 配管前にバルブ及び接続パイプをきれいにしてください。汚れやゴミなどの異物は、漏れの原因になります。
- 配管内及び配管内を流れる流体に異物が含まれる場合は、ストレーナーを設置することをおすすめします。トラブルを未然に防ぎます。
- 配管時のシールテープなどが管内に入り込まないように願います。
- ハンドルを取付けてあるナットは緩めたり、外したりしないでください。これはステム部におけるシールに重要な役目を持っております。
- バルブをバイスに加えたり、パイプレンチに掛けることは絶対に止めてください。
- バルブを取付ける際は、取付けるパイプ側に近いパイプの6角部を使用し、適切なスパナで締め付けてください。
- パイプの接続に際し、締め過ぎには十分ご注意ください。手でねじ込み後、1.5回転以内に願います。
- トルク管理の出来る場合は、1/4”…20、3/8”…29、1/2“…34、3/4”…49、1”…59、1・1/4…78、1・1/2”…83、2”…108(単位N・m)を参考にしてください。(テフロンシールテープご使用の場合は摩擦係数が少ないため、上記数値とは異なりますので締め過ぎにご注意ください)
- 配管時にバルブに過大荷重配管のひずみなどがかからないようにしてください。
ボールバルブ使用時の注意事項
- 使用条件下で原則的に全開全閉位置でご使用ください。
- ハンドルの無理な開閉は避けてください。
- 原則的にハンドルの取外しはおやめください。
- バルブ内部に残留した液体の気化、水が凍結した場合や膨張による異常昇圧が考えられる場合には、当社にご相談ください。
- 黄銅製ボールバルブには、アンモニア・亜硫酸ガス等に腐蝕されやすいことがありますので、トイレの近くや豚舎、養鶏場での使用には塗装や防蝕テープ等で充分バルブの保護策を講じてください。
- 腐蝕しやすいガスの環境では、できるだけステンレス製のボールバルブをご利用ください。
禁油ボールバルブにおける洗浄仕様
- 適用範囲
禁油ボールバルブとは、脱脂洗浄を施し、かつ防塵に気をつけた取扱いを行ったバルブで 、このバルブの使用場所は医療関係・酸素製造関係・食品関係・塗装関係・高純度ガス関 係・半導体及びバイオ関係等の用途に用いられます。そして、その使用条件である流体・ 圧力・用途等は多彩で、その使用目的により禁油状態の程度も様々であります。
現状では、禁油に関する公的な規格とか基準は見当たらずユーザー各社による個々の仕様 が主体的であり、かつノウハウですが、個々の仕様は必ずしも明確ではなく品質とコスト を大きく左右する大事なノウハウであるため特定しがたいので、社内規格をもってニーズ に応じた運用をすることを原則として、洗浄仕様とします。 - 等級の分類について
1級、2級、及びA級、B級等、比較的端的にできなくはないが、洗浄内容が流動的であり、 設備更新やニーズの多様化により、品質が異なってくることが考えられます。例えば、1 級より高度なニーズが生じた時、仮に特級としてもその上級には分類上困難が生じるため 、当社では記号を使った分類を採用します。
記号 | 備考 | 気密用気体 |
---|---|---|
ACW | 一般仕様完成品(一部分にシリコン塗布)を溶剤にて半開洗浄 | 工場エアー |
PCW | 炭化水素系洗浄機にて部品一般洗浄、乾燥後、素手にて禁油組み立て | 同上 (但し指定あるものは除く) |
PACW | 炭化水素系洗浄機にて部品一般洗浄、乾燥後、素手にて組み立て、その完成品を溶剤にて半開洗浄 | |
SFCW | 炭化水素系洗浄機にて部品一般洗浄、乾燥後、超音波洗浄機にて部品再洗浄、乾燥後、禁油用手袋にて禁油組み立て | 純窒素(N2) |
高圧ガス容器用バルブ取扱についての注意事項
- バルブを容器に装着するには、バルブのねじ部および容器のねじ部を清掃し、適切なシール材またはシールテープなどを用いて適切なトルクで締め付けて下さい。また、容器への脱着はそのバルブ専用のスパナを用いて締め付けて下さい。不適切なスパナを用いたことにより安全弁部分に力が加わりガス漏れの原因になった事例も報告されています。
- バルブの開閉は手で静かにゆっくり行い過大なトルクをかけないでください。 弱く締めておくと、容器の移動中などに緩み、ガスが漏洩することがあります。従って、振動などによって緩まないよう適正な締め付けトルクで締め付けなければなりませんが、この締め付けトルクはバルブの構造により異なります。そのバルブに適したトルク以上の過大なトルクで閉めると、弁座シートを損傷し寿命の低下やガス漏れの原因になります。 その他、酸素ガスや三フッ化窒素など支燃性ガスの容器バルブを急激に開けると、断熱圧縮によって下流側の機器に損傷を与える可能性がありますので注意が必要です。
- 充てん口のねじには前述のよう右ねじ、左ねじがあるので、接続を間違って、ねじを損傷しないよう注意して下さい。特にヘリウムガス用に用いられている(0.825-14NGO-LH)ねじは、可燃性ガス用に多く用いられているW22山14-LHと同じ左ねじで寸法も近似(約1mm程小さい)していることから注意が必要です。 また、輸送中や使用しない時はできるだけキャップをするなどして、バルブ内部へのごみの侵入やねじの損傷を防ぐことが望ましいです。
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