インタビュー

先輩社員の声

府中工場 技術開発S.K.さん2021年入社

若手技術者ながら、ロングセラー製品のマイナーチェンジを担当。
製造現場にも喜んで頂ける改善策に、知恵を絞っています

府中工場 技術開発S.K.さん2021年入社

私が所属している府中工場(東京都)技術開発グループは、基本的に半導体製造や消防設備等で使用する高圧ガスバルブの「新製品開発」を行う部署です。その中で私が担当しているテーマは少し変わっていまして、「既存製品の生産効率アップ」に取り組んでいます。その目的は、既存のロングセラー製品を設計の視点から見直すことで、形状変更や部品点数を削減、設計の工夫により、性能を維持しながら製造コストダウンを図ろうというものです。

そのためには、製造スタッフの皆さんとのコミュニケーションが欠かせません。「今、どのようなやり方をしているのか」「困っていることは何か」ヒアリングを行う中で、「従来決まっていなかったグリスという潤滑油の塗布量を、数値化して一定量にすべき」といった課題が浮かび上がってきました。早速、実データを取得して分析を行い、標準の塗布量を1000分の1グラム単位にしようと決めて製造現場にご提案したところ、製造スタッフから「今までは明確な基準がなくて困っていたけど、作業に迷いがなくなり、効率が上がった」と大変喜んで頂きました。

こうした設計改善はデータの解析や評価といった作業の積み重ねですが、コツコツと取り組んだ結果、目に見える成果となって皆さんに喜んで頂けると、大変やり甲斐を感じます。あと、新規開発案件としては、空気の圧力で動作する「自動バルブ」の最終試験を担当させて頂きました。ハマイに入社してまだ3年目、技術者としてはほんの駆け出しですが、自分が学生の頃からやりたかったことができているので、もっと良い提案ができるよう試行錯誤を重ねながら日々頑張っています。

安定した事業基盤と、新事業に挑戦する社風が決め手でした!

元々ものづくりの仕事がしたいと、メーカーの設計職を希望していました。プライベートな事情もあり、南関東エリアで転勤がない会社を探していたところ、ハマイという会社に出会いました。調べてみると、LPガスバルブのトップシェアメーカーであり事業基盤がしっかりしている。その一方で、早くから水素バルブの開発に力を入れていて、次世代エネルギーにも携わることもできそうだと感じました。実は、私の大学での専攻が「流体力学」だったのですが、大学で研究していた分野に近いところもあったためか、ハマイへの就職は違和感無く、とても自然に進めましたね。そうはいっても初めての就職なので、事業の他にも業務内容や研修体制、働き方なども鑑みながら、よく考えて入社を決めました。

伝統に革新を加えていくのが、ハマイの技術者スピリット。
新分野にチャレンジして、いつか歴史に残る製品を作りたい

冒頭で触れた「部品の点数削減」とは、先輩設計者の方々がやりたかったけれど技術的に出来なかった「理想」を、今「実現」する仕事でもあります。長らくお客様にご評価いただいている製品に改良を加えながら、水素ガスバルブなど時代のニーズに対応し、最先端分野にも果敢に挑戦する姿勢こそ、ハマイの技術者スピリットかもしれません。

私はまだ、社歴100年の内3年分しか貢献できていませんが(笑)、まずは技術者として経験を積んで、開発プロジェクトを一人でも回せるように成長してゆきたいです。そして、いつかは高圧バルブのプロフェッショナルとして、新たなハマイのロングセラー製品を作っていけたらなと。例えば、水素ガス等の新エネルギー基盤づくりに貢献できる新製品の開発にも携われたら素晴らしいですね。

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