Interview
先輩社員インタビュー

部品が図面通りに作られているか、
各種ツールで精密な測定を行っています
私は、東京・府中工場の「品質保証グループ」という部署で、部品が図面通りにできているか、さまざまな検査機器を使って寸法や外観のチェックを行っています。
例えば、100分の1ミリまで精密測定できるマイクロメーターや、各種ゲージ類、そして高度な計測が可能な三次元測定機や分光光度計など、さまざまな測定機器を使いこなして正確な検査を行います。また、こうしたツールの管理や、機器のメンテナンス・校正等も、私達の大切な仕事です。
複雑な部品だと、計測箇所が1個につき60箇所に上ることもあり、特に、初めて計測する部品に関しては、かなり神経を遣いますね。普段は、社外や社内他部署との接点はあまりないため、静かで落ち着いて仕事に集中できるので、ハマイで任されている業務は、じっくりと取り組める仕事が好きな自分には合っていると思っています。

全く違う異業種の仕事から
バルブメーカーへ、そして検査部門へ
前職では、シューズメーカーで靴の製作をしていました。ミシンで革を縫い合わせてサンプルとなる靴を作る仕事でしたが、その会社が経営不振のため、私が働いていた工場が閉鎖になってしまったのです。
突然のことでショックでしたが、転職するならやはり何かものづくりに関わる仕事がしたいと、メーカーでの求人を検索していました。そこで、偶然ハマイを見つけて応募した結果、何とか正社員としての採用が決まりました。その時は、また安定した仕事に就ける喜びもあって、本当にうれしかったですね。
ハマイでは最初、生産ラインから経験しましたが、靴の製作とは全く勝手が異なりますし、製品の入った重たいケースを持上げるなど、力の弱い私には厳しい部分がありました。そこで、じっくりと取り組める仕事に向いている私の適性を見ていただき、現在の品質保証へ配属されたのです。
まずは簡単な受入検査からスタートし、先輩方に仕事を教えていただきながら、ゲージ類の管理や校正業務等、いろいろな検査ができるように少しずつスキルアップしていきました。
検査の仕事は奥が深く、幅広い知識と
実践で培われた経験が求められます
検査は製品の品質を決定づける、とても奥の深い仕事であり、私達スタッフには、検査機器を使いこなすスキルはもちろん、検査する製品に関する知識、そして検査結果を判断できる経験など、幅広い能力が必要になります。
私自身も、これまでは製品1個1個の測定に集中していれば良かったのですが、最近では、それに加えて各種検査ルールの決定など、ワンランク上の仕事が求められるようになってきました。さらに、最先端分野である水素燃料電池自動車用バルブ等の検査ができるよう、三次元測定のプログラミングについても勉強中です。新しいことへの挑戦は不安もありますが、今いる居心地のいい場所から一歩外へ踏み出すことで、成長できる機会になればと考えています。

前職とは異なる職場になるので、新たに仕事を学ぶ姿勢で挑んでください
私の場合、前職とは全く異なる業界・業種への転職でしたが、こうして新しい仕事を覚え、安心して働き続けることができるのも、先輩の皆さんの支えがあればこそと心から感謝しています。今、転職活動をされている皆さんも、自ら新たに仕事を学ぶ姿勢で新しい分野に挑めば、ハマイでは先輩の方々も温かく応援してくださり、必ず結果がついてくると思うので、ぜひこれまでのキャリアを活かして頑張っていただきたいと思います。
一日のスケジュール
- 08:10
- 府中工場へ出社。今日1日の業務準備を行ったあと、ラジオ体操と朝礼。
- 08:30
- 業務開始。他部署から返却されたゲージ類を整理。
- 09:30
- 製造ラインから届いた加工品を、三針測定。
- 11:00
- 生産管理からの依頼を受け、受入検査用の書類をパソコンで作成。
- 12:00
- 昼休み。工場の食堂でランチ。
- 12:40
- 午後の業務開始。優先順位を考えながら、受入検査を実施。
- 16:00
- 材料証明書をデータベースに登録。
- 17:20
- 定時退社。
【プライベート】休日の楽しみは、街歩きです。東京の街並みは、高層ビルのような新しい建物と、古い民家などが混在しているのが面白いですね。学生時代は美術を勉強していたので、美術館巡りも楽しみの一つです。仕事モードから、プライベートモードにスイッチを切り換えることができて、とてもいい気分転換になっています。